信濃川火焔街道

リンク お問合せ
火焔土器をまなぶ

HOME > 火焔土器をまなぶ > 火焔土器の特徴と解説

火焔土器の特徴と解説

1. 火焔(かえん)土器と火焔型(かえんがた)土器

  「火焔土器」とは、昭和11年(1936)12月31日に近藤篤三郎氏によって現長岡市の馬高(うまたか)遺跡で発見され、復元された一つの土器に付けられた愛称です。その形が燃え上がる焔に似ていたことから、この名称が生まれました。
その後、鶏冠状把手(けいかんじょうとって)や鋸歯状突起(きょしじょうとっき)など「火焔土器」と似た特徴をもつ土器が発見されるようになり、「火焔型土器」という用語も広く使われるようになりました。また、最近では「馬高式土器」と呼んだり、「火炎土器様式(ようしき)」、「火炎土器」という用語も使われています。
これらの用語は、研究者によって使い分けられ、統一されずに使用されているのが現状ですが、ここでは「火焔型土器」という用語を使用します。

火焔(かえん)土器と火焔型(かえんがた)土器

2. 火焔型土器の特徴

 火焔型土器の最大の特徴は、口縁部に付く鶏冠状把手と鋸歯状突起、そして、原則として縄文を使用せず、隆線(りゅうせん)文と沈線(ちんせん)文によって施された浮彫的な文様です。
  これらの文様により、頸部と胴部上半部にはS字状隆線文および渦巻状隆線文、胴部下半部には逆U字状隆線文が描かれています。そのほか、鶏冠状把手の間には袋状突起(ふくろじょうとっき)、鶏冠状把手の下には眼鏡状突起が付けられています。
王冠型土器も文様については、基本的に火焔型土器と同様ですが、鶏冠状把手の代わりに山形状把手が付き、鋸歯状突起ではなく波状(はじょう)口縁となっています。
火焔型土器の器形には、深鉢形土器と鉢形土器がありますが、深鉢形土器がほとんどを占めています。鉢形土器はまれであり、出現期のものに見られます。
最盛期の火焔型土器は、以上のような特徴を必ず備えています。

火焔型土器の特徴

ページの先頭へ戻る